移住生活に思うこと
移住生活に思うこと
あなたは、移住を考えたことがあるだろうか。単なる引越しではなく移住となるとライフスタイルを変えることであり以前は、よほどのきっかけがないと考えないものであった。
少なくとも時代が経済的に右肩上がりの頃は、それはライフスタイルの延長線上のものであったように思う。今は、自らの価値観、人生のありようを求めて移住しているように思う。
終の棲家を求めながら彷徨っているのかもしれない。
失われた20年といわれるが、日本のバブルが終わって生まれた世代が成人になっているということで、彼らは、辛抱で育った世代である。つまり高齢化、少子化による人口減少にこのことも加わり消費の拡大は考え難い。経済成長の恩恵を待つことをやめて多くの人が社会の変化を感じながら自らも生き方を変えているのである。
私のようにバブル崩壊後もビジネスの成功を求めて移住したものもいるだろう。しかし多くの場合、時代の変化と共に価値観を変えざるを得ない。安住を求めて。年齢と共に変化することもある。自然環境の変化もまた少なからず影響している。
自分は、家族は、子孫は、そして先祖との距離はどうする。
波長の合うムラはある。が、ムラ社会の歯車になることはライフスタイルに合うのだろうか。
どうやらいまだ彷徨っているようである。いや死ぬまで彷徨い哲学するか折り合いをつけるのが人生というものかもしれない。皆さんはいかがだろうか。
奄美海族塾
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