好機到来

先日エフエム放送の「道の島・ザ・ワールド」の説明会が行われた。
FMで島々の魅力を世界へ発信して行く番組みづくりである。
奄美大島から沖縄本島周辺の島まで含めた群島の広がりは、ハワイ諸島の面積とほぼ同じであり彼の地は世界的観光地で州として大きな予算、観光発信力を持っている。世界の観光地競争は、「見たことのない○○」を売る競合ですでに世界を一巡し、誘客に経済力や人口構成からターゲットを絞り広告宣伝を行う政策競争を経てインターネットの登場でさらに主導権は、観光客の側に移った。
観光地としての実力向上策と共に情報発信力が重要となっている。
ゆえに当方が各島別々で対抗するのは難しい。
このような情勢の中で今回の取り組みに大きな期待を寄せるものです。
一つの観光エリアとして意識を醸成するには、群島を貫く統一テーマが必要でそれを得たとき長年提案され続けた島巡りの旅も現実味を持つ。
各島では今、古道整備や島の歴史の見直しが進みつつあり「道の島古道」を統一テーマとした島巡りツアーを提案したい。「道の島ザ・ワールド」である。
古道は多くの場合、山越えの各シマへの連絡道であり例えば津波災害の時に非難道としても有効と思う。
いつまでも航空運賃頼みに帰結する観光政策よりもこれからの高齢化社会を見越して豊かな時間をすごす船旅、南西諸島クルーズ時代を目指し鹿児島や沖縄までの格安航空便と船便を組み合わせ島巡りの旅行に期待したい。
エリアが一つの商品となるためにもこのエフエム放送はそれぞれの地域に強力な飛び道具をもたらしたことになる。好機到来。今後の活躍に大いに期待します。
ついでに、世界遺産登録級の日本の宝であるこのエリアは鹿児島・沖縄両県のリンク広告宣伝の工夫が必要ではないか。両県の刊行物に入れてもらうのは、当然と考えている。
奄美海族塾

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